梅干しとお口との関係とは?

皆様、こんにちは!今回は身近にあるお口にいい食べ物についてご紹介します。

今回ご紹介するのは梅干しです。梅干しには唾液の分泌を促す「清掃性」が備わっており、その他にも歯にとってうれしい効果が多くあります。2016年に報告された研究では、梅の果肉から抽出した成分

(MKR15)が歯茎の炎症を抑えるだけでなく、歯周病の進行を抑制することが明らかになりました。

歯周病は歯の周りの骨を溶かす病気です。その際に重要な役割を果たすのが破骨細胞ですが、MKR15がこの破骨細胞の働きを抑え、骨の破壊を抑制することが分かりました。また、虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑える効果があることも明らかにしています。

しかし、梅干しを食べるにあたって注意することもあります。それは、クエン酸を含むため摂り方によっては歯が溶けてしまうということです。クエン酸は歯を溶かす能力が高いため、梅干しを毎日食べる習慣のある方は食後に口をゆすいで口内に残る酸を取り除くようにしましょう。

次回もお楽しみに!