皆様、こんにちは!今回はお口の健康を維持する「咀嚼」についてご紹介します。
よく噛むと体に良いと聞いたことがある方も多いと思いますが、実際何がメリットなのか疑問に感じたことはありませんか?咀嚼の利点として確実に言えることは、肥満予防やその先にある生活習慣病の予防に役立つことです。
それではここで、シンガポールの4~5歳の児童を対象に行われた研究をご紹介します。この研究では①食べるスピードが速い子ほどカロリー摂取量が多いこと、②食べるスピードが速い子ほど体重過多傾向にあることが判明しています。またイギリスの成人男女を対象に行われた研究ではひと口10回噛むか35回噛むかで食物摂取量が12%も変わったという結果が出ています。この研究では同時に食べるスピードが速い人はひと口量が多く、肥満傾向にあることも判明しています。また、摂取量は一緒でも、よく咀嚼することで肥満は予防できるともいわれています。
加えて、よく噛んでゆっくり食べることは血糖値の上昇を緩やかにします。これにより、糖尿病などの生活習慣病が予防できます。
最後にまとめです。「よく噛むこと」は摂取カロリーと糖代謝に影響します。
よく噛むことで食事にかかる時間が長くなり、それによって生じる満腹感によって自然に食事量が減ることで肥満の予防につながります。また、時間をかけた食事によって血糖値の上昇が緩やかになり糖尿病などの生活習慣病の予防につながります。
もちろん、よく噛んで食事をするためには健康で丈夫な歯の存在が必要不可欠です。肥満や生活習慣病を予防していつまでも食事を楽しむためにも、ぜひ積極的に歯科での定期メンテナンスをお受けください。ご予約お待ちしております!