皆様こんにちは!今回はお題にあるようなご質問についてご案内します。
乳歯の虫歯「抜けるから大丈夫」と軽視しないでください。大きさとできた時期によっては永久歯の形成不全を起こしてしまうことがあります。これは、乳歯の根の先にできた膿などが、下で育つ永久歯を圧迫し、永久歯の成長を妨げることがあるからです。
また、乳歯の虫歯がある口腔環境に永久歯が生えてくると、永久歯も虫歯になりやすくなります。それだけではなく、虫歯でよく噛めなかったり、発音しにくいと、食べる・話すといった重要な機能の成長に影響することもあります。この他、虫歯で早期に乳歯が抜けてしまうと永久歯の歯並びが悪くなることもあります。乳歯は永久歯を正常な場所に導く先導役にもなっているからです。
虫歯で乳歯の神経を取るという治療の際、「下にある永久歯までつついてしまうのでは?」という不安を抱く方もいらっしゃいます。しかし、これは大丈夫です。乳歯と永久歯の神経は別なので、乳歯の神経を取る際に永久歯の神経を痛めることはありません。
このように、乳歯の段階から、虫歯になりにくい環境をつくることが大切です。永久歯は一生に1度しか生えてきません。何十年も使う永久歯です。
環境を整えることで、痛い歯医者の治療を受けなくて済みます。是非、歯医者で「治療」ではなく「検診」をお受けくださいませ。
次回もお楽しみに!