歯肉炎と歯周炎とは

皆様こんにちは!12月に入られて何かとお忙しい時季だと思います。年末年始に楽しく美味しくお食事をされるため、お口のメンテナンスについてご案内です。

今まで歯周病のことはよくご案内しておりましたが、今回は歯肉炎と歯周炎との違いについてご案内したいと思います。

まず、健全な状態からご説明します。

健全な状態では、細菌の塊のプラークや歯石が溜まっておらず、歯茎にも炎症が無い状態です。歯根膜により、歯の根とあごの骨が結合しており、歯根膜には噛む力を吸収・分散する機能もあります。

歯肉炎→歯の根元周りに付着した細菌が歯茎を炎症させて腫れや出血を起こしている状態 歯周病の初期段階で、影響は歯茎のみになります

この段階なら、セルフケアの見直しや歯科の介入により、健全な状態に戻せます

 

歯周炎炎症が拡大し、顎の骨が溶けてなくなっていく(からだ防御反応で吸収されていく)状態。いわゆる歯周病

失われた顎の骨は、基本的には元に戻りません。

 

歯周病は軽度な状態では無症状でほとんど気づきません。症状が出てからでは手遅れとなります。

よって、定期的なメンテナンスを受診して頂くことで、歯を支えている骨が溶けて失われることを未然に防ぐことが可能となります。

健康な歯を維持するため、定期的にメンテナンスをお受けくださいませ。