抗菌物質 IgA(免疫グロブリン)について

皆様こんにちは! 本日は前回に続き、唾液についてのご案内です。

前回、唾液についてとても良い効果についてお伝えしました。今回は唾液に含まれる免疫グロブリンという成分のお話です。

免疫グロブリンは身体を細菌やウイルスから守る抗体の一種で、風邪やインフルエンザ、肺炎などから予防する働きがあります。唾液のほか、母乳や涙、鼻水、腸分泌液に含まれます。

唾液の中の免疫グロブリンは、疲労やストレスにより低下します。つまり、その人の「免疫力」を指標となるので、アスリートの運動負荷を決める目安ともなっています。過度のトレーニングは体力を下げ免疫力を下げ体調不良の原因となるため、コンディションを客観的に評価するために免疫グロブリンの量を測定します。免疫グロブリンの量が減ってきたら、疲労がたまってきたと判断し休息を促すということをします。唾液は採取が簡単なので有用です。

また、唾液の効果は研究が進んでおり、最近は脳細胞の保護にも関係している可能性があるとのことです。

次回もお楽しみに!