皆様こんにちは!本日は「糖尿病連携手帳」についてご案内します。
これは、日本糖尿病協会が無料で配布しているもので、手帳の中には医師が患者さんの状態を記載するページが設けられています。
糖尿病の主治医は体重や血圧、血糖値などの検査値を記入し、眼科の主治医は視力や目の状態を記録します。この手帳にはなんと歯科の状態を記載するところもあるのです。
しかも、歯科記入欄がもともとわずか4項目だったのが、2年前から三倍の14項目に!歯周病の状態だけでなく、歯の本数や咀嚼力、インプラントや義歯の有無、清潔度やドライマウスなどお口の状態が詳しく記載されるようになりました。
これは以前もご案内致しました歯周病と糖尿病の関係が非常に重要だからです。このために、日本糖尿病学会は2016年の「診療ガイドライン」のなかで「糖尿病の方には積極的に歯周病の治療を勧めましょう!」と声高らかに宣言しました。
これからの時代、この「糖尿病連携手帳」がパスポートの役割となり、病院と歯科の連携をとりながら、よりきめ細かい治療の提供が可能となると考えられています。
次回もお楽しみに!