Author Archives: hikaristaff

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

皆様おはようございます!

昨日より、診療をしております。

今年も恒例の書初め大会を行いました。

今年は

「元気一番」

「冥冥の志」:人に知られないように努力すること。
     または、人に知られないように心の底で決意すること。
    「冥冥」は暗い様子という意味から、人に知られない様子のこと。

「支葉碩茂」:本家と分家、一族の全てが繁栄すること。
     「支葉」は枝と葉のことで、本家と分家のたとえ。
     「碩茂」は大きく繁栄すること。

「新春万福」:新春に幸福があふれることをお祈りします」

「歳寒松柏」:逆境で苦しい状況でも、信念や志を貫くことのたとえ。
     「歳寒」は季節の冬。または逆境や苦難という意味。
      松や柏などの常緑樹は寒い季節でも緑の葉をつけていることから。

と書きました!

今年も、スタッフ一同、「日々、昨日より1%の向上を」「日々是新」の気持ちで精進していきたいと思っておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

「歯が抜けた場所を放置することの危険性」と「歯が動くワケ」

 

皆様、こんにちは!今回は「歯が抜けた場所を放置することの危険性」と「歯が動くワケ」の2つをご紹介します。

歯が抜けた後の選択肢としては入れ歯やインプラントがあります。しかし長期間その場所を放置してどうするかを悩んでいると、抜いた歯のまわりが動いてしまいます。そうなると、抜いた場所に歯を補う治療をする前に矯正で動いた歯を元に戻す手間が増えてきます。時間だけでなくお金も余分にかかってしまうため、歯を抜いた後のご来院はなるべく早めにされることをおすすめします。

また「歯が動くワケ」についてですが、ポイントになるのはずばり歯にかかる力です。

歯はそれ単体で今の位置に並んでいるのではなく、くちびる・ほお・舌からの力が釣り合う位置に並ぶようになっています。そのため、歯が抜けるなどの原因で力の均衡が崩れると歯の動くスピードが増して歯並びに影響が出てしまうんです。

虫歯や歯周病で歯を失った後は歯がなくなった感覚こそありますが、痛みやぐらつきなどの煩わしさからは解放されます。ですがそこで通院を止めてしまったり、その後の処置をどうするか長期間迷ったりすると、まわりの歯に悪影響が出て結果的に歯を補う治療に入るのが遅れてしまいます。年末年始おいしい食事を楽しむためにも、新しい歯を補う際はあまり期間が開かないようご注意ください!

歯に関するブログについては、これが今年最後の更新になります。皆様、今年もあと少しですが、健やかな体と歯を守り、良い年末をお過ごしください!

 

咀嚼とは

皆様、こんにちは!今回はお口の健康を維持する「咀嚼」についてご紹介します。

よく噛むと体に良いと聞いたことがある方も多いと思いますが、実際何がメリットなのか疑問に感じたことはありませんか?咀嚼の利点として確実に言えることは、肥満予防やその先にある生活習慣病の予防に役立つことです。

それではここで、シンガポールの4~5歳の児童を対象に行われた研究をご紹介します。この研究では①食べるスピードが速い子ほどカロリー摂取量が多いこと、②食べるスピードが速い子ほど体重過多傾向にあることが判明しています。またイギリスの成人男女を対象に行われた研究ではひと口10回噛むか35回噛むかで食物摂取量が12%も変わったという結果が出ています。この研究では同時に食べるスピードが速い人はひと口量が多く、肥満傾向にあることも判明しています。また、摂取量は一緒でも、よく咀嚼することで肥満は予防できるともいわれています。

加えて、よく噛んでゆっくり食べることは血糖値の上昇を緩やかにします。これにより、糖尿病などの生活習慣病が予防できます。

最後にまとめです。「よく噛むこと」は摂取カロリーと糖代謝に影響します。

よく噛むことで食事にかかる時間が長くなり、それによって生じる満腹感によって自然に食事量が減ることで肥満の予防につながります。また、時間をかけた食事によって血糖値の上昇が緩やかになり糖尿病などの生活習慣病の予防につながります。

もちろん、よく噛んで食事をするためには健康で丈夫な歯の存在が必要不可欠です。肥満や生活習慣病を予防していつまでも食事を楽しむためにも、ぜひ積極的に歯科での定期メンテナンスをお受けください。ご予約お待ちしております!

 

歯がしみるとは?

皆様、こんにちは!

今回は知覚過敏をはじめとする「しみ」の症状についてご紹介します。

まずはじめに、知覚過敏とは歯茎の下がりや歯のすり減りで象牙質が露出することにより起こる症状です。象牙質には象牙細管と呼ばれる小さな穴があいており、この管が露出することが知覚過敏の主な原因と言われています。象牙細管には歯の神経から歯茎にかけて歯髄液という液が流れています。そこに歯茎側から何かの刺激が加わると、この歯髄液の移動スピードが増し、痛みとして知覚されます。

ここまでは知覚過敏の仕組みについてご説明しましたが、歯がしみる症状は知覚過敏以外のトラブルにつながる可能性も十分に考えられます。具体的には、①強い噛みしめで起こる歯根部の欠け(くさび状欠損)、②歯ぎしりなどによる歯のひび割れ・すり減り、③すっぱい飲食物の摂りすぎにより歯の表面が溶ける酸蝕症、④詰め物やかぶせ物のまわりが虫歯になる再発虫歯などです。また、歯周病が進行した結果、知覚過敏が起こるというケースも多いです。

しみるだけだと軽視していると、歯の神経まで取らないと痛みが取れなくなるというケースもあります。神経をとってしまうと歯は脆くなってしまうため、早めの受診が大切です。

また、歯がしみるという症状はすぐに知覚過敏と判断される訳ではありません。何が原因なのかを探るため治療には時間がかかることがありますが、「しみるだけだから」と我慢せず、いつでもご相談ください!

 

妊娠中の治療について

皆様、こんにちは!本日は妊娠中の歯の治療についてご紹介します。

「今治療を受けて大丈夫なのかな」「歯医者に行くのは控えたほうがいいかな」と不安に思う妊婦の方は多いと思います。ですが、妊娠中こそ歯医者での検診・治療をしっかり受けていただくことをお勧めします。理由としては、虫歯・歯周病などの病気は妊娠中に悪化しやすいことが挙げられます。特に歯周病に関しては、早産・低体重児出産のリスクを高めるとされます。また、これらのトラブルが起こりやすくなるのは妊娠中にお口の中の環境が変わるからです。この変化は女性ホルモンの分泌増加によるもので、歯茎から出血しやすくなる・口の中がネバネバする・口臭が気になるなどの症状がよく見受けられます。定期健診ではこのような場合どうすればよいかの指導を行います。治療の場合でも、妊婦の方とお腹の中のお子様が安心できる治療を受けられますので、ぜひ一度ご相談ください。もちろん内容や体調、時期により治療可能かどうかは変わってきますが、多くの処置は安心して受けていただけます。

ぜひ定期検診を受けて、健康なお口と健やかな気持ちで出産を迎えてください!

 

根の虫歯とは?

皆様、こんにちは!

本日は中高年の方に多い「歯の根の虫歯」についてご紹介します。

この虫歯になりやすくなる原因は加齢に伴う「歯茎下がり」といわれる、30代から増え始め、40代では約8割の人に見られる現象です歯茎が下がると歯の根が露出します。この場所は酸に弱く、虫歯になりやすいことがわかっています。それに加え、虫歯菌は食後すぐ活発になり酸をつくります。これらが原因となり、50歳以上の方の実に2~3割が根面の虫歯になっていると言われています。

ここまでご紹介した根面の虫歯ですが、厄介な特徴を持っていることもわかっています。それは複数の歯に起こりやすいことと、進行が遅く痛みも少ないため重症化しやすいことです。しかし、この虫歯を放っておくと歯を失って口内の機能が低下するだけではなく、全身の病気につながる歯周病を引き起こし、最悪の場合、要介護状態に陥ることもあります。

健康に長生きするためには、食後酸性になっている口の中をなるべく早く中性にもどすことが必要不可欠です。「食後5分以内にうがいをする」などの目標を決めたりして口内がすっきりした状態を長く保つようにしましょう!

また、普通に歯磨きをした後に、歯と歯茎の境目を磨く2段階歯磨きもぜひお試しください!

次回もお楽しみに^^

スポーツ選手に多い歯のトラブルとは?

皆様、こんにちは!今回はスポーツ好きの方に多い歯のトラブルとそのリスクを減らす方法についてご紹介します。

スポーツ好きの方の口腔内で起こりやすいこと、そのひとつが「唾液が減りやすいこと」です。唾液は口の中を洗い流し、虫歯になりかけた歯にミネラルを運んで補修(再石灰化)してくれる大切な体液です。「唾液さえたっぷりと出ていればそうそう虫歯にはならない」と言っても過言ではありません。その唾液の分泌が減ってしまうことが虫歯ができやすい状況につながってしまいます。

スポーツによって歯を痛めやすい原因は他にもあります。それが甘い物の補給が増えることです。1時間以上の運動は糖の消費が激しく低血糖になって足をつったりぼーっとしてしまうことがあります。それらを防ぐためにはスポーツドリンクなどでの糖の補給が必要ですが、エネルギー補給のためにしょっちゅう飲むことで虫歯菌の活動を促してしまいます。さらに問題なのが、スポーツドリンクなどの飲み物に含まれる酸です。ビタミンCなどの酸性成分は体の疲労回復に役立ちますが、歯の主成分であるミネラルを溶かすので酸蝕症の原因になってしまいます。

唾液不足・糖・酸の三要素が一つのお口の中で揃ってしまうことで歯の溶解は一気に進んでしまいます。スポーツを全力で楽しみながら健康な歯を残していくために、唾液腺のマッサージなどで歯を守っていきましょう!また、スポーツドリンクを飲まれた後は、必ずお水で流してくださいませ!

これからもこちらで歯の健康についてご紹介していきますので、そちらもぜひ参考にしてください!

 

 

 

血液さらさら薬について

皆様、こんにちは!

本日は、血栓症のお薬を服用されている患者様に向けた記事をお届けします。

まずはじめに、血栓症とは血管内に血栓ができ、血管を塞いでしまうことで起こる病気です。この血栓症の発症を抑制するために服用するのが抗血栓薬、いわゆる血液をサラサラにするお薬です。

このお薬、実は40年以上前は外科治療を受ける際に服用を止めるのが常識でした。

例えば主治医に「歯医者さんで手術を受けるんですけど」と相談すると、「その間は血液サラサラのお薬は飲まないでおきましょう」と言われていたのです。しかし、1998年に

イギリスで発表された論文により、「抗血栓薬の服用を止めて血栓ができた場合、その約8割が死に至る」ことが明らかになりました。そこから一気に抗血栓薬に関する姿勢が変わり、今では「治療のために休薬はしない」というのが一般的になっています。

もちろん血液をサラサラにするお薬ですので、服用していた場合、治療時の出血は止まりにくくなります。そのため治療後止血の時間をいただきます。あらかじめお薬を飲んでいることをお伝えいただければ止血処理の準備をしておくこともできますので、くれぐれも自己判断での休薬はおやめください

 

次回もお楽しみに!

 

 

口腔カンジダ症について

皆様、こんにちは!

本日は、口腔内に潜むカビの仲間、カンジダについてご紹介します。

 カンジダは抵抗力の落ちた人に「日和見感染症」を引き起こす疫病神とも言われている微生物です。大きな特徴としては、抗生物質が効かないことが挙げられます。それだけでなく、細菌感染症を治そうと抗生物質を長期間服用すると、常在細菌が消え、日和見感染症であるカンジダ病を発症させてしまうのです。

 私たちに備わっている自然免疫は通常この菌を抑え込んでくれますが、高齢になり免疫力が低下すると、カンジダは一気に増殖し、かゆみや痛みのある炎症を引き起こします。これが「口腔カンジダ症」です。

 この病気を予防するために大事なことは、口腔内をきれいに保つことです。特にカンジダは舌の上で増えやすいので、舌ブラシで舌を掃除するのが効果的です。

 また、油断してはならないのが、入れ歯の表面につくバイオフィルム。この正体も実はカンジダです。このヌルヌルの除去に一番効果的なのが、入れ歯用のブラシなどを使ってこすり落とす方法、または入れ歯用洗浄剤を使った除菌です。この両方を行うことで清掃効果がさらに上がるので、皆様もぜひやってみてください!

次回もお楽しみに!

 

妊娠中に歯科検診が必要な理由とは?

皆様こんにちは!妊娠中に歯科健診の案内が来るのが何故だかご存じですか?

実は歯周病に関わる細菌は女性ホルモンのエストロゲンが大好物なのです!

よって、妊娠中は歯周病菌が活力源を得て、内毒素をつくり歯肉が腫れやすくなります。

このことにより妊娠性歯肉炎になり易いと言われています。

歯茎が腫れるだけならそんなに怖いことだとは思われないかもしれませんが、なんと恐ろしいことに、歯周病菌の内毒素は子宮の筋肉を収縮させ陣痛を促してしまうため、早産や低体重出産の原因となります。

健康なお子様を出産されるため、妊娠中も定期的な歯科健診の受診をお忘れなく!

次回もお楽しみに^^